夏の夜に消えた花火は もう戻らないのかな あの日歩いた交差点の分かれ道で 君の言葉が日焼けのように 焼け付いた八月の午後 今年もまた季節が終わるねと 悲しそうに笑う 君がそう言った 夏の夜に消えた花火は 僕らのこの一瞬を照らして 今のように星空を眺めて 終わらないでと願っても 分かってたんだきっと 気づいてたんだずっと ヒマワリはそっと枯れていくと いつもよりもっと 強く握ったぎゅっと 繋いだ手を放さないように 君の声が 君の匂いが いつもよりもちょっとだけ近くて どうかお願い あと少しだけ そばにいさせて 夏の夜に消えた花火は 僕らのこの一瞬を照らして 今のように星空を眺めて 終わらないでと願っても また明日は来るから