はじめからさ 分かっていたはずなのに 今を望んでいた過去なんて無い 貴方がいる日々が当たり前過ぎた 心地良い嘘がずっと続いていた なにも知らないまま 鮮やかに終わりたかった けど 耳に残る貴方の言葉が消えない カタチのないさよなら白紙にして 春をもう一度願うの 涙の行方も知らないまま 僕は 泡沫の夢の中 零れ落ちる届くはずない言葉 貴方の瞳に僕は映っていないままだ 薄暗い毎日が積み重なる それでも貴方を望むの 枯れ落ちた花に水を注しても もう 意味がないんだ カタチのないさよなら白紙にして 過ぎた春ばかり想うの 触れた指先が熱を帯びたまま 泡沫の夢の中