目を閉じて君に夢中 ただ笑って話すだけなのに 想い絡まって逃げた 上手く言えなくて 君の前じゃ消える余裕 「実はね」って口は滑るのに 言葉が喉に詰まれば 意気地すらなくて ろうそくの火が見えるよ 明日には行く この愛の向こうへ 振り向いて 心を満たしてくれ いつのまにか何も無くなりたい 宇宙の暗い穴に逃げ込みたい 「君のことだけ見て生きていたい」 「いいよ」 って話をしよう 某日まだ初夏の途中 緑も色気づいているのに 気づかない君がひとり 希望すらなくて ろうそくの火が揺れるよ 明日には行く この愛の向こうへ 繰り返す 想いよ届いてくれ いつのまにか君に期待して 石橋を叩いて壊していた 「君の手を離さず生きていたい」 「いいよ」 って花火を見よう ろうそくの火が消えるよ 明日には行く この愛の向こうへ 振り向いて 心を満たしてくれ 鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が 身を焦がして言葉に秘めるのさ 「君のことだけ見て生きていたい」 「いいよ」 って話をしよう 目を閉じて君に夢中 手を伸ばした僕の理想に 抜け出せない夢のまま 骸になるまで