ドンマイ酒場で今夜飲もう グラス傾け語り合おう 言えなかったこと あるさ そちらから いかがです? 私は何かになりたかった 何かで輝いてみたかった だけど遅過ぎた 何も無かった イェーイ 「ドンマイドンマイ!」 「まだまだ、これからですよ」 「でも、なりたいものなど 実はなくて、 なりたいという欲求が あっただけかもしれませんな」 「それもドンマイ! 飲みましよう、ドンマイです! じゃあ次、そちらのあなたは?」 私は普通に生きたかった 素朴な女に恋をして 小さな家庭を持てば それでいい でもある日 彼女に神様降りたのです 信者と武器を集め出した 本気だとわかったんで 手にかけました ああ 「ドンマイ」 「世界を救ったのですな」 「ドンマイ、一体どうやって 手にかけたのです?」 「…えぇ!? 後ろから亀の置物で?」 「亀の? 沖縄?」 「サイパン土産ですな」 「お客さん、それ、 店に飾りますよ」 「マスター!」 「ここは、ドンマイ酒場ですから」 『さあ 皆で歌おう 人生失敗 そんな日もある その夜だけ開く ドンマイ酒場さ みんな馴染みさ』 『本当はなんでも違わない 何かになれても普通でも なんだっていいのさ 生きているのなら それでいい 望まない』 「もうドア、閉めちゃいますね」 ドンマイ酒場は不意に消えた マスターも客も不意に消えた 悩みも消えたか わからないぜ わからないぜ ドンマイ酒場さ Oh Yeah!