カーテンの隙間に咲いた 鮮度の切れた光の花 何となく今日は泣きたいな 悲しみを僕は探していた 公園で遊ぶ子供達 小さな背中に迫る斜陽 ベランダに並んだアゼリア 晩夏も過ぎて枯れ果てた 降りる斜陽 射る斜陽 縁に斜陽 射る斜陽 天使はもうバスを降りて 僕はまだ揺られている? 娼婦の子も揺籠を思い出すかい? 天使はもう駅を離れて 僕は窓に凭れている 小児科の傍、 ガタガタと下っていたんだ 季節を次に送る仕掛け 今日はもう誰にも会いたくない 赤錆のような夕が来て ぎこちなく街は狂ってる 新鮮な空気を肺に 抓る様に取り入れた 何となく今日も死にたいな よく澄んだ青い目が欲しい 降りる斜陽 射る斜陽 縁に斜陽 射る斜陽 天使はもうバスを降りて 僕はまだ揺られている? 娼婦の子も揺籠を思い出すかい? 天使はもう駅を離れて 僕は窓に凭れている 小児科の傍、 ガタガタと下っていたんだ 「いつだって思い出すのは海へ行く 計画。 この頃の枯れた花に水を遣る 生活にも ちょっとずつ慣れた僕の諦観は 平坦? 閉閑? 秋冷の所為か。 明日はまた笑っていたいなあ そういえば僕は 一体なんだったっけ。 あぁ、ねぇもう帰ろう。 僕も早くバスを降りてさ。」