愛し合って手を繋いで 触れ合って求めていたのに 憎み合って手を払って 僻みあって縺れていた なのに忘れていく 今僕は何が出来るかな 恋人たちへ手を振った 錠剤を噛み砕いた あの子の背を焼いたこと この目を瞑る度 思い出して謝っていた 罪を問わず部屋に朝が来て 恋人たちへ手を振った 「離れていく?」 「離れていく」 「離れていく?」 「離れていく」 手がふやけても繋いでいようね いつか混ざった手の皺に 命が宿るまで この雨が止んだら僕は父になって 軈て紡いだ螺旋の意味を知るだろう よく晴れた日曜、広い公園で 少し甘いパンを子供に分ける様に よく晴れた日曜、古い汽車に乗って 預かった包みを子供に託す様に (よく晴れた日曜、広い公園で 少し甘いパンを子供に分ける様に よく晴れた日曜、古い汽車に乗って 預かった包みを子供に託す様に)