「もうだめかも」 そっとこぼれ落ちる深夜2時 器用な秒針に私 笑われてるみたい 「大丈夫?」 受話器越しの君の優しさに 声にならない声を飲み込んだ 今から会いに行く 話さなくていいから ただ隣にいたい 僕のわがまま 強がりも泣き虫も 気づかれないようにと お願い 今日だけは 不器用なわがままに 甘えさせて 「泣き止んだよ」 そう言って笑ってみせた 「ひどい顔だなぁ」 って笑う君にはまだまだ敵わないね 家まで送るから ゆっくり歩こう もっと一緒にいたい 僕のわがまま 少しの遠回りも 何気ない寄り道も ごめんね 今日だけは その優しさに 甘えさせて 強がりも泣き虫も 気づかれているけれど ありがとう 今日だけは 君のわがままに 気づかないふり 私のわがままを 笑ってほしいな