終わりが無かった世界で 僕は終わりを探した すぐに見つかったのに 見えないフリをした この狭い部屋の中では 都合の良い歌が鳴り続けてる 聞こえないフリをしてたけど 最後まで歌えるよ 何回も繰り返して観た映画の中で あの人は年を取る事もない 終わらない世界は雨の無い世界で 僕を残して同じところを回るだけ 冷たくてすごく遠い 夏の終わりよく晴れた光の中 僕は汗もかかず息も切らさずに漂う 目覚めたら何回も繰り返した時間が 繋がって あの人も少しずつ磨り減った 気づけば僕の手からこぼれていた 水によく似たぬるい感情は 何を潤しどこへ流れていく 僕はそんな世界を望んでは 都合の悪い世界のぬるい海で泳ぐ 魚の様に漂うだけ 終わりが無かった世界で 僕は終わりを探した すぐに見つかったのに 見えないフリをした それから