昨日はよく眠れたかい? 僕はまだまだ夢の中にいる 「まあいいか」 そう言った君が跳ねた水の音がした この部屋で泳ぎ疲れた僕らの手は 疲れきってもう何も 掴めそうにないんだ 君の描く下手くそな 絵はすぐに滲んでいった 僕はただ退屈な詩を書いて 君の絵に重ねた 気の毒な白い犬の声が聞こえたら この部屋にボート浮かべ漕ぎ出して 行く 遠すぎて良く見えなかった この手にかつてあったはずの 祈りとか淡い影だとか 思い出してはまた手を伸ばす 掴みたかった 掴めなかった 触りたかった 触れなかった 進みたかった 進めなかった 変わりたかった 変われたのかな? 遠すぎて良く見えなかった この手にかつてあったはずの 祈りとか淡い影だとか 思い出してはまた手を伸ばす