描いた花を 模すように互い違いに結んだ 温もり詰める術だけしらず閉じ 込めた 奮えない理性に再生を無に帰して 振られた賽の目も真っ白で 聡明に汚れた衝動が色づいて 最後の臍帯に刃を向けた Dollygirl …微細なその声は震えるように Dollygirl…この天井は君だけに 過ぎてく秒や分に「時」 と言う倫理もない 見もしない陽や月「全部あげる」 群青に美化したこの手が宙に舞う 組まれた雑音も散らばった Dollygirl …綺麗なその声が聞こえる Dollygirl …薄れゆくこの身でも今は 側にいるから 流れない涙でもいいさ 「Doll:Aina」 踏み出すここから時が進む 見上げた空 陽も月も瞬いて 閉じゆく瞳に残る気がした
