呆けた顔で 待っている ぬるい風を巻き込む りんかい線 ぬるつく手 くらくらする マイヘッド 滲んで見えるポスターと軽い吐き気 懐かしい ちょっとだけ恥ずかしい ガキの頃と違うな 痛いこと 気持ちいいことが なんでも 初めてみたいでなんか誇らしい ふらつく足で乗り込む列車 トンネル抜けるまで少し眠れるか とっくに目覚めた街に導くレールが 穢された俺を運んでくれた シャワーを浴びてきたけど 落ち切らない匂いと感触 バスルーム もう一度こもろう 鏡に映したまだあどけない顔 懐かしい ちょっとだけ怖いのは あの時と同じだ だけどまたきつく求め合えるのなら キツかったこと忘れられるかも 憂鬱な明日がやってきても 逃げ出せると 思えるだけでも 救われる カーテン閉めて遮るサンシャイン 友達には言えないことをしたんだ 一眠りして また乗り込む列車 自分の意思で 踏み出すレール外 東京 あるべき姿に 背を向け見つけた 色づいた俺の 生きていく場所さ