逃げてきたんだ 藤棚の下 グラウンドへ 目をやれば 彼の遊ぶ姿 こんなしぐさを 繰り返す日々 変わらない 細い腕 彼になりたいんだ ボーイ ボーイ ボーイ ボーイ ボーイ ボーイ ボーイ 風が吹き付け 散った花びら あまりにも 小さくて だけど色づいている あなたの目には 映っていますか 雨に濡れ 土に埋もれても 僕を見ているのですか ボーイ ボーイ ボーイ ボーイ ボーイ ボーイ ボーイ スズメの声が 高らかに響く 僕だって 歌は好きさ うまく飛べないだけさ 下手くそだから あなたの耳にも はっきりと 届くでしょう それなのに 寂しいまま 自由になれぬまま ボーイ ボーイ ボーイ