あれから時は経って 君はこの街去った 季節はまた巡って 僕は大人になった 僕の前を走った 君はいつも身勝手 今更言われたって もう少しだけ待って 遠ざかってゆく 日々変わってゆく また怖くなってゆく 今日もきっと眠れないな 時が経って また変わって 僕はここに立っている 空っぽの心 手つかずのままで 夜風が流れていった ひとりで当たっていた 少しだけ分かった ような気がしていた トレーラーと並走する 一号線に響くロードノイズ 赤信号に止んだ 濡れたアスファルトの道が ヘッドライトに煌めく夜を 僕はきっと忘れない 時が経って 忘れ去って 僕はここに立っている あの時間だけ 振り切れずに 横にだって 道はあって 君はそこに立っていた 止まっていた時間動き出したんだ