降りしきる雨を受け 降り注ぐ陽を浴びて 流れ続けていく命の 渦にたたずんだ ここから動けばいい この街を離れれば 今は見えない次の日々が 僕を引き寄せる どこまでも遠い空 どこまでも遠い時間 追いつけないまま僕たちは ここで生きようともがいて 死する美しさを見てた 踊り出す命のワルツ 刹那に灯る輝き 張り裂けそうな この胸の火よ 痛みを堪えて 悲しみに飲まれて生きて 愛しさに焦がれて生きて 踊り続けた 演じてみせた 翠玉のワルツを 華やかな街の灯は 今を生きる人の息吹 絶やさぬよう 凍えないように 闇を遠ざける きっとこのまま時は過ぎ 僕らは何も残らない 人が記憶を消していくように 世界の記憶は消える 数多の意思を 遠い記憶を 何もなかったかのように 踊り出す命のワルツ 刹那に灯る輝き 張り裂けそうな この胸の火よ 痛みを堪えて 悲しみに飲まれて生きて 愛しさに焦がれて生きて 踊り続けた 演じてみせた 幕が下りるまで ああ 心のままに 美しく舞い続けた 僕らはただ生きてゆくだけ 命ある日々を ああ 続く世界は 僕らを残していく 遠く 遠く 知りえぬ空へ 響かせて 翠玉のワルツを