時の満ち引き 流されるままに 僕は歩き続けている 白い吐息が 冷たさを連れて 空に消えていた もう何度目の冬になるだろう 変わらない あの頃と同じ香り 僕を連れ戻す あなたと歩いたあの日へ 舞い降りていく雪が時を遅くした あざやかに咲いていく六花 悲しみも痛みも もう見たくないから 真っ白に世界を染めて 僕が望んでいなくても 世界は季節を進め続ける 僕が望んでいなくても 僕の日々は続いていく 愛していた 僕は一人きりになって 取り返せない時間を 突き付けられていた 僕が代わりになれればと 気づかずに生きてた 幼かった日々を 今はもう遠い奇跡のようで 降り続ける雪がこのまま積もって 僕の想いも眠らせて どうしているの 記憶のあなたに問いかけ また孤独と向き合った 冬が来るたびに 笑い合うあなたを求めた 舞い降りていく雪が時を遅くした あざやかに咲いていく六花 悲しみも痛みも もう見たくないから 真っ白に世界を染めて