無重力な虚脱の正体を まだ少し 側にいたかったよ だけど 離されたその手に 明日は来ないと知る もう戻れない日々を想って 汀に揺れ惑う 一輪差しの悲願の花は 届いてますか 「お慕い申し上げます」 泣き濡れた枕に譫言を もう少し 夢を見てたかった だから懐かしき面影 愛なら もたれていたい もう戻れない日々を想って 夜風に揺れ惑う 一輪差しの悲願の花を 捕まえていて 「お慕い申し上げます」 待宵の 夜は長く暗く遠く 誰が為の命 無常な現よ もう戻れない日々を想って 夜汽車に揺れ惑う 一輪差しの彼岸の花に 想い込めて 約束の此の地で 待ち続けていました 「お慕い申し上げます」