微睡 懐かしい夢を見た 降り積もる言葉の一つ一つを テーブルに並べてる 机の上の書き置きくらいが丁度良い 「随分長い間 夢を見てたみたい」 別れが悲しい そのことが幸せだってことに そういつか 気付くだろう 横に君が居なくなってから 心なんて無かったらよかったって 思うのもこの心のせいで 耳を塞いでも 両目を閉じてても 心に嘘は吐けない 想いが溢れ出す 「恋がさ、満ち足りないものならば この日々は愛だった」 そういつか知るだろう 横に 君が居なくなってから 顔を見合わせたらきっと上手く 話せないから 36 の季節に今 栞を挟もう またねと手を振って歩き出す 明日からは別の道 「寂しくなんてない」 なんて嘘で強がらせて 「この広い世界で、 僕のこと 見つけてくれてありがとう」 そういつか思い出すよ 横に 君が居てくれた日々を 「忘れない、忘れない、忘れない。 -ありがとう。」