未だ訪れない 東雲の空を仰いで 意味は少しずつ 形を変えて 涙を流すだけ 海の見える街 街灯と窓辺のアルプ 波の足音が 心臓の脈を急かすの 仄暗い小道と 静けさの先で ひとり佇み始発を待つ 深い霧裂いて 近づく前照灯 終点のない旅は 4番線から 幻想みたいな日々 まるでそれは魔法みたいで 息を止めたら墜ちる世界を見渡す 白い坂道を 登る先 雲に触れれば 世界の常識と 仮初の言葉を脱ぎ捨てる 琥珀色の目をした 無邪気な白猫 環状線に跨がる 大樹と蒼 星座のメリーゴーランド 老亀のゴンドラ 白鯨の出迎え 虹を探す 愛と1つのルール 告げられた 世界の約束 死して あなたを救う 夢なら覚めろよ 始まりの音は 20秒前 あなたが鳴らした 音が呼吸始めた 現在(いま)、在る 幻 差し伸べた手を 握りしめ離さぬように 愛を試してたのか、不敵に微笑む 息を止めたら墜ちる世界を見渡す