枯れ果てた世界に私は 砂時計の魔法を探す 紡いた記憶の欠片だけが今 道を示す 行先も 地図もないままの僕だけの旅の先は 明けない夜や数え 切れない星がいくつもあった 空 雲 青いのは 夕焼け綺麗だ すべてが眩しくて 君だけの時間 砂時計は流れるだけ 呪いのような 言葉だけが残って 運命に従うよりも身を挺して 魔法をかけてあげる 瞼の裏に あなたの記憶が バラバラになってしまって それでもいいんだよ かき集めてあげる それからもっと たくさん作ろう 空 雲 青いから あなたと見たいんだ すべてが儚くて 君だけの時間砂時計は流れるの 祈りのような 言葉だけを募って この世界の片隅でももう一度 魔法をかけてあげる 瞼を閉じて さぁ 溶けてゆく魔法から 抜け出せないまま沈んでく 零れ落ちた欠片をそっと抱えながら ふたりで夢の中へ