初夏 高架下 香る 夕刻 手を引く 少女達 笑う 顔合わせ 楽しそうで どうか このまま 願うこと 変わらないと ただ そうやって私 過ぎた血を求めて 夢 囲う 夜に浮かぶ 真白の声 無邪気 穢れなきその身 無知である故 闇 眩む 黒く染まる 白日のこと もう 遠く霞む あなたを信じられず 警告 非常時刻 終わる 私を見て きっと ずっと 夢を見ていた 私達 変わらないと そう ずっと 殺し続けて 悪を描く 涙隠して ずっと 夢に見ていた 怯え 乞う あなたは言った 「もうどうやっても消えないね」 戻れない 記憶に鎖す 初夏 高架下 香る 夕刻 手を引く 少女達 笑う 顔合わせ 楽しそうで どうか このまま 願うこと 変わらないと ただ そうやって私 過ぎた血を求めて