未完成だった咲いた色 乱したエンパシー 冷めた唇甘いアイロニー 丁寧に丁寧に零した果実が ゆらゆらり揺れる 見せしめでしょう? 錆びついた透明は 鈍く 厚く 底が見えない 手を伸ばしかけたあの空だって 霞む想像の中だけ たった一度だけ たった一つだけでいい 失った色の在処まで 淡々と螺旋を描き続けた 快楽を知った旋律に満たされてく 未完成だった咲いた色 乱したエンパシー 冷めた唇甘いアイロニー 丁寧に丁寧に零した果実が ゆらゆらり揺れる 見せしめでしょう? ああ、揶揄われた勘違いが欠いた 煩悶 ただ愛のない故にトライアルアンド エラー 奇怪 カラカラになった怠惰な身体から枯 らした メーデー篝火を灯して 最低なんだってどうなったって知ら ないシンパシー 愚鈍な支配者 滑稽なオーディエンス 泥濘に酩酊 歪んだ現世なんて 神のみぞ知るの 曇天に祈って あんたのその曇った眼 世界の全てを閉じ込めた気でいる 彷徨い疲れ足を止めた ざらついた明日の色を知りたくて さよなら夜の帳達よ 寂れた回答 期待無い痛いを知って始まった冥路 は 未完成だった咲いた色 乱したエンパシー 冷めた唇甘いアイロニー 丁寧に丁寧に零した果実が ゆらゆらり揺れる 間違いかな ねえ透明よ 答えて