見慣れた木々 公園 街灯 寂れた街 錆び付いた赤ポストに 残った恋文 タラレバなら どうだったって 幸せでしょ そんな妄想 空想 並べるくらいで 破れた跡 縫って隠した体操服とか 笑い方のクセが強い先生とか どうして いつまで アルバムの中に閉じ籠っている 汚い後悔 甲高い声 響き渡る臓の音色が まだこの腐ったジャージのポケット に生きたまま ねぇ ただ 爛れた両手 フリックだけが上手くなって もうどうしたって 触れられないな もう捨て去っちゃって 足りなくなったって 名前のないフォルダみたいに 全部全部 忘れちゃおう