お気に入りのインクが この手を汚して 文字にならなかった ムードは台無し 知らん顔でなびく ベランダのスカート 美しい空気に 心がもつれる 毎晩襲いかかる理由のない孤独 大切なものを忘れかけて繋ぎ留めて 赦してと願った 世界が思うよりも冷静だから 溢れる夢を手ですくって 少しだけ泣いてみたのさ 考えることを諦めた途端に色褪せる 本音 塞ぎ込んで苦しい方へ行かないで どうして 世界は振り 向いてくれないのでしょう それでも私は手を繋ぐ 決して離れないように この世界は思うよりも 悪くはないはず 溢れる夢を手ですくって 少しだけ泣いたあとには 優しく抱いてあげればいい