明け方から降り出した雨 君の朝を覆い隠してしまったようだ まだ何も知らず眠る 君の寝息 のんきにイビキをかきながら 目覚めたら きっと 明日の君はそう残念がって そのあと『まぁいいや』って 笑うのだろう 雨に濡れないように庇い合うより ビショビショになって 笑い合えるような ありのまま僕らでいられたのは いつだって君のお陰なんだよ 何もなかったこの部屋も いつの間にか大切な物で溢れてる ぶつかり合うたびに僕ら 少しずつ混ざり合って 似てきたのかも 全てが色をなくして 君が君を見失うそんな時は 僕から君を紡いでさ 群青に染められた 潮風を浴びながら 言葉なんていらなかった ただ隣で生きてゆく 傷つかないように忘れるくらいなら 痛みと一緒に連れてゆこう きっと何も消えてはいないから いつだって君と一緒なんだよ 雨に濡れないように庇い合うより ビショビショになって 笑い合えるような ありのまま僕らでいられたのは いつだって君のお陰なんだよ 枯れない花など ありはしないけど ひとときでいいから 君の朝を やわらかな愛で彩れるように 何度だって君に花を贈るよ 何度でも昇る 朝陽と共に