夏エアコンみずく部屋に あたまを浸し サボりつづけ雑誌付録の 日光写真になった 首にはあどけのない歯形がいつも ゆっくり見えてるふうに夏は進むね グリーンと濃い光の中で 共鳴するように 人々の声はトーンを増し スパートをかける 首には日焼けのような跡が無闇に ひっそりした心の底を叩くよ そこを叩くよ 透明なガラス瓶に 砂を巻き上げて 進む潜水艦は夢の中で 何を見てるの インディアンは空の向こう かすかに響いてくる 眠気に傾いて それでも返そうとしたんだ 夏の間に彷徨った人たちのせいで そんな重心が乗り出してしまう 僕の描いた寂しいスケッチに君は 僕の姿を描き足したね 空想の中にとても 優しい先生がいて 眠っている僕に 生えかけてた羽を外した 今透明なガラス瓶に 夕日を照らしたら 進む潜水艦の操縦士にも 届くといいな 届くといいな… 届くといいな…