フラフラ消えてった 君はもう帰らない 一緒に決めたこの部屋に 残る君の面影が 今日から私の同居人ね 無愛想に前だけ見てた日々 君のその横顔が好きだったの 虚しくて涙が止まらない 嘘をつくその表情(カオ)が離れない 「どうして?」 掠れた声 響く部屋 忘れさせてくれないのなら 騙されたままでいたかったの (待って) 言えない台詞が詰まって 息が洩れる ぐるぐる回って 私の頭ん中 残る笑顔を 映し出す 隠し事が ある時は 君はよく笑ってくれてたから 舞台を下された筈なのに 悲劇の幕が今 上がっていく 「どうして?」 暗闇の中 独り舞台 君のタバコの吸殻に 火をつけ漂う記憶でさえ (待って) この手の中すり抜けてく 傷つかないふりをしていたら 「綻び」顔出して笑った 君の向こう側が歪んで 愛が呪いに変わったと知った 溶け出してく未来の中で 「幸せ」がほらこっちを見ている そっと手を振り別れを告げた もう会うことはないだろうから 不器用な愛情をくれた日々 君のその嘘が好きだったの 虚しくて涙が止まらない 嘘をつくその表情が離れない 「どうして?」 掠れた声 響く部屋 忘れさせてくれないのなら 騙されたままでいたかったの (ねぇ、待って) 言えない台詞が詰まって 息が止まる