警告音掻き消したスコール 嗚呼、酷い酷い酷い酷い.... 見つめて 嫌厭の情と恥で膨れた 愛情 ああ、寒い ああ、寒い 匂い立つ 濡れたアスファルト抱いて ああ、怖い ああ、怖い その眼が 伽藍堂を睨む 醜態をこの身に刻み 背骨を引き摺る平和よ 真実が本心の口を 塞いで息ができやしない 狡猾に優しく嗤う 教育の靴の味 父さんは今日も帰らない 「だいじょうぶ 今日はいつもよりいたくない」 嗚呼、泥の味覚えた 舌先と涙はほら 雨が溶かしてくれるからね ごめんね もっと かしこくなるよ だれよりずっと しあわせだよ だからもう だからもう お願い おこらないでよ 小さく歌う 雨の日に ジャノメのかさ いつかはきっと 見れるかな 見れるように 明日も 雨がふりますように 対して 対して 「愛して」は贅沢なんでしょう? 介して 介して 「幸い」味の蜜をあげる 陥穽に嵌る度にまた 出来損ないを自覚する 帰る場所はアナタの側 「このきずは ころんだだけさ」 降れよ さぁ 降れよ さぁ 降れよ 水膨れに愛を込めて 降れよ さぁ 降れよ さぁ 降れよ 逆さまに願う ごめんね なんて ちがうんだよ 何より ずっと 見てほしくて それだけで それだけでいい だからもう なかないでいて 雨ばかりの このせかいでも アナタにだけ よく見えるように ひとつだけ 小さくていい お願い わがままをさしてよ もし褒めてくれるなら 「ほら空もとべる よ」