だらしない関係性をエモいと括って 美しく温い夜を隠れ蓑に使ってる うなじ右下 三センチに星 ビールは苦手だ 月明かりの 目を盗んでもその小指は彼方先 流れる雲 夜空儚くも 月を捕る蜘蛛 いとも容易く見えた こんな風に涼しい夜はさ 君の瞳越しに月を見たくなる 何もかもが虚しい僕らは 笑い合っていやに生きてる 正したい大前提をエモいと狂って 美しく狡い言葉の ぬるま湯に浸かってる 分厚い約零ミリにのみ、 淑やかな愛情 月明かりが伝うカーテン 模型が透ける右の手 分かってるよ 星が瞬くも 雲を捕る蜘蛛 糸が食い込んで 伝わる君が心地良かった こんな風に蒸し暑い夜はさ 君の汗に溶ける星を飲みたくなる 何もかもが虚しい僕らは 未来だって好きに生きていく 君は言ってた 口寂しいってさ そしていつもそれを火をつけて 咥えるけど 月に目を向け 愛に背を向け 煙に塗れ レースカーテンに溶けてゆく 体に悪いよ 代わりにさ こっちでキスをしたら良いなんて どの口が言うの でもさ こんな風に始まりの夜はさ 君の瞳越しに月を見たくなる 何もかもが虚しかった僕らは 笑い合って好きに生きてるのさ 悪くないよ 悲しくもないよ 御月様とお揃いの歯形 こびりつく君と ついさっきの昨日