おやすみなさい

歌詞

薬は何処にあるかな 何とか死んじゃいないよ 傷つくこともあったな 何とか眠れてるかも 「ひとりきり」 じゃないなんて歌うのは ずっとひとりだと思ってしまうから 「人を愛せない」 と今も泣いてしまうから 忘れないように抱き締めて 寂しくなったら空に浮かぶ三日月を 抱きしめてどうか眠るから 僕も随分歳を取って 人の 「優しさ」「温もり」「愛情」 に触れて 笑顔が好きになって 感動の映画で 泣けるくらいにはなったんだ だけど 未だに夜は あの日々の 「苦しさ」「悲しさ」「痛み」 に焼かれて 「全部騙そうとしてるんじゃない か」と 何もかも怖がってしまうくらい 「目に映るあなた」なんて歌うのは ずっと鏡の僕が汚れているから 「人を許せない」 と今も泣いてしまうから 忘れないように抱き締めて 悲しくなったら空に浮かぶ羊雲を 抱きしめてどうか眠るから これは 僕を愛すための旅で 人を愛すための旅で 僕を許すための旅で 人を許すための旅だ 歪な旋律も 上手な歌詞も 弾けないピアノも いらない 春風に揺れる夢を見る 「人を愛せない」 と今も泣いてしまうから 忘れないように抱き締めて 温みを信じられず 離れようとしても 抱きしめて 慣れてみせるから 「人を許せない」 と今も泣いてしまうから 忘れないように抱き締めて 分かっているから ちゃんと分かっているから 抱きしめて どうか眠るから おやすみなさい また明日