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Track byかさまね

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  • 2023.05.17
  • 4:11
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歌詞

逆回り チクタク 時計の針 窓際の白いカーテンはユラリユラ 色鮮やかなドライフラワーを生けた 花瓶 床に落ちてパリンと割れた 若かりし頃の面影は 僅かに目の前でたたずむ老いぼれた 男性 遠い昔の記憶の片隅 少し話を聞いてくれないか あれは砂埃の舞う校庭で ボロボロ 泥まみれのユニフォーム 夢を追いかけた 成績は可もなく不可もなく 悪くはなかったけど 記憶の限りでは1 番にもなれなかったな 気がつけば子供 大人との境界線 カバンなら置きっ放してきた高校に マジ親に迷惑かけたホントに だが時は経っても 雑誌のカヴァーには程遠い 身の程を知ったら熱も冷めた 薄暗い部屋の床には 灰皿の上からこぼれ落ちた吸い殻 理想と現実の狭間で 鳴り止まないミュージックが響く 産声をあげてから土にかえるまで 誰にも聞こえないその音色は 優しく強く胸の奥でまだ終わらない あなたの歩んだ足跡と 小さくなった背中はここから 見えないけど 魂で奏でた あなたのミュージックをまた 聞かせて 言葉や楽器はいらない 気がつけば社会に出てから何年も 経って長いものに巻かれることにも 慣れた 平穏な毎日 すれ違う人々 誰も興味がない 街角で歌う売れない中年 ロックンローラーを見てあんな 姿にはなりたくないと鼻で笑った 吹き抜けるビルのすきま風に紛れて 歌声とアコースティックギターが 響く 横で木枯らしが舞う夜の街 ほどほどに着飾って見栄を張っても 夢を忘れていった 生活は可もなく不可もなく 悪くはなかったけど 耳を塞いでも理性と本能の狭間で 鳴り止まないミュージックが響く 産声をあげてから土にかえるまで 誰にも聞こえないその音色は 優しく強く胸の奥でまだ終わらない あなたの歩んだ足跡と 小さくなった背中はここから 見えないけど 魂で奏でた あなたのミュージックをまた 聞かせて 言葉や楽器はいらない 逆回り チクタク 時計の針 窓際の白いカーテンはユラリユラ 色鮮やかなドライフラワーを生けた 花瓶 床に落ちてパリンと割れた 若かりし頃の面影は 僅かに目の前でたたずむ老いぼれた 男性 残りの余生はあとどれくらいか シワだらけの指で数えはじめた けして立派な人生だったと 誇れるわけでもなく 財産もなければ家族もいない ただそこで無表情に思いにふける 老眼鏡越しの眼差しは 小さく吐き出したタメ 息を合図にそっと閉じて語り始める 『長生きできたから 幸せなんだ。』って 鏡に映る姿に問いかけた

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