笑った声が するりと撫でるように この身ぐるみ脱がす 懐かしいような肌 今よりももっと愛していける 丸い背中 芯まで冷える 春を想うにも 名前はどこかそっと隠して 重ねてはボケた色に 頼りもなくなびく身体を 突っ込んでいたけれど 笑った声が するりと撫でるように この身ぐるみ脱がす 懐かしいような肌 できるならちょっと愛して欲しい さらされた姿と嘘 刺激が伝って 色めき立つ景色ごと 枯れきった枝さえも 笑った声が するりと撫でるように この身ぐるみ脱がす 懐かしいような肌 今よりももっと愛していける 浮かれては沈むのも心地よく この爪先力む 懐かしいような肌 できるならちょっと愛して欲しい