揺れる陽炎みつけて うずくまる自分の影 足早に通り過ぎる 置いていかないでよ 遅すぎた春を背に 新しい夏が来るよ 世界が笑ってるみたい ひとつも残らない夢を 遠ざかる悲しく ゆれる陽炎すり抜ける こんな世界が廻るけど 愛おしいような気がした ありふれた毎日に ふたつ天秤にかける いつものわたしとわたし わたしを忘れてもいいよ 遠ざかる悲しく ゆれる陽炎すり抜ける そんな世界が廻るけど 愛おしさだけの残り香 この歌がこの声が届き 救われたいとか叫んで 足元掬われた いつかわたしを忘れてもいいよ 霞んだ世界が廻るけど どこか後ろ髪ひかれて 愛おしいような気がした 愛おしさの残り香