小さい頃は学校に 行くのが苦手で 母さんに手を引かれ 学校の近くまで 歩道橋を渡ったら この手離さなきゃいけなくて 最後の一段を降りるのが怖かった いつでも笑って 「行っておいで。」って背中を 押してくれた母さん 今となってはあの日が全部 夢を見ていたようで 奇跡が起こっていたようで 時の流れはめっちゃ残酷やね 白髪も増えて 体も小さくなった母さん これからも元気でいてくれよ いつでも笑っていてくれよ 「ちゃんとご飯は食べとんの?」 「元気にしてますか?」 「周りの人たちにちゃんと 感謝せなあかんよ。」 「疲れた時はいつでも 帰っておいでね。 あんたの好きなもの 作って待ってるから。」 母の日には 「何にもできやんくてごめん。」 ってメールをしたら 「あんたが元気でおってくれたら それでええんやよ。」って返信に 泣いた あと30年、40年 すれば離ればなれ どんなに運が良くったって どんなに健康であってもさ 夢を見ていたんだ 奇跡が起こっていたんだ そう思える日がいつか来て しまうんやね 今更やけど いつもありがとう母さん いつもごめんな母さん もう自分を汚したりはしないよ 悔しくて負けそうで 逃げたくて傷つけられても 僕はこのナマエとカラダで生きてく いつでも笑って見せてやるよ