何かに呼ばれた気がして ただ走ってた 途切れそうな糸 指を引っ張る 曇り空のままでも 少し眩しい川沿いで ひとつ深呼吸 また蜃気楼 線路を渡る 交差する道 背中から 追い風 君のもとへ ひらひら舞い降りた 夏の匂い 僕らは輝いた 日のさす方へ ただただ駆け寄りながら 初めて 君を知った 知らない小径の途中 錆びた踏切の 向こうで笑う 君の輪郭 途切れた糸が靡く 方角には水たまり 近づいたようで 遠ざかってた 落ちた風鈴 転がる空蝉 白昼夢 から覚めて 遥か彼方 見つけた軌道の跡 辿るほどに 高まる鼓動の音 止まらないで 陽炎の先の景色へ 何度も 君を追う 迷いながら進んでく 蝉時雨の中 木洩れ日が翳る度に 見失わないように 翻る真昼の温度 手を伸ばす君の速度 捉えたら 逃げないで 雲の隙間 きらきら光芒の模様 土の匂い 乾いて消えてゆく 迷路の中 ただただ引き寄せられて 再び君を 知る 君のもとへ ひらひら舞い降りた 夏の匂い 僕らは輝いた 日のさす方へ ただただ駆け抜けながら 何度も 君を追う
