羽化した蝶達が 連れてく桃源郷へ そこに明日は来ない そこには今日など無い 奪っていく人や喧騒に 疲れたんだ飽きるまで側に もう大丈夫行く先は光 ねえ、僕達は 死んでしまったのか 生きてしまってるのか 願っていた今日が来た? 覗き込んだ望遠鏡 天まで届け 地響きの声よ 剣と盾叩く 慈悲深き遊女 最果てに飛ばせ 鳥が羽ばたけば 西南西の風 波と踊れ 星に願いを 許しを乞う様に 苦しみ海 疑いもせずに 祈りを捧ぐ 縋り付く様に 溺れてく視界 深く息をする 不透明な真実が 現実味を帯びていった 手を合わした生命の前で 眼を背けた僕達は 騙していた 悲しみと怒り ねぇ残酷な 景色なんか見たくないよ もう大丈夫?此処から飛び立てる? いくよ 合図で 天まで届く 地響きの声が 剣と盾しまう気高きは優女 最果てに届く頃には僕らは 西南西の風 波と踊る 星を見下ろす 君が見える様に 優しさの海 疑いもせずに 祈りを捧ぐ 縋り付くように 溺れてく視界 深く息をする 見上げていた格天井 不確かな未来観測を 生き絶えた蝶達が 灰になって宙を舞う