必死だった、ただ生き延びるために 壊れた心を、 どうにか繋ぎ止めるために。 けれど、どんなに純粋な夢だって 静かに、 景色の中から消えていったんだ。 君は空だった。僕は雨だった。 愛の中で出会い、 痛みの中で別れた。 名前を呼んでも、 時間は止まったまま。 ただ残響(エコー)だけが、 僕に応え続けている。 もしも「癒える」ことが「忘れる」 ことなら 僕は代わりに、「覚えている」 ことを選ぶよ。 君が教えてくれた、 もう一度生きる方法を —— 語られることのなかった、 すべての言葉を通じて。 君は空、僕は雨。 他のすべては、ただ色褪せていく。 君は静寂、僕は嵐。 壊れては、 また新しく形を変えていくんだ。 君の瞳の中で、沈黙が語りだし 僕の心は、ようやく呼吸を始める。 今日も、君を愛している…… そして明日も、 君を愛し続けるだろう。 夜は長く、けれど今も輝いている。 行間(ぎょうかん)には、 君の亡霊がハミングしている。 ガラス越しに 君の影を見つめる 過去は今も息づいていて —— 決して去りはしない。 そして僕は学んだんだ。 「手放す」ことは「失う」 ことじゃない。 ただ、 とても時間がかかるだけなんだっ て。 奏でる音色のすべてが、 今も君の名を呼んでいる。 けれど前よりも少し、柔らかく…… 同じ音じゃないけれど。 沈黙だって、ひとつの「言葉」 なんだ。 静かな部屋の中に、 君の声が聞こえる。 涙のひとつひとつが、祈りに変わり 君がそこにいると知るだけで、 僕は安らげる。 君は空、僕は雨。 すべての「さよなら」 に、君の名前が宿っている。 君は夜明け、僕はその残り火。 静かに、 けれど変わらずに燃え続けている。 君の瞳の中に、沈黙が留まり 世界はただ、遠くへ流れていく。 今日も、君を愛している…… そして明日も、 君を愛し続けるだろう。 僕は、君を愛し続けるよ。
