浮世の宵病み 晴らすべく舞う 君影はくちなしの色 西へ東へと咲き乱れれば 右も左も絶景と成り果てる 憂き目に遭うとて 笑い飛ばせり その歌は和平の響き 遥かな天まで届く噂に 呼ばれるまんま雲をくぐったのです アァ ウゥ ねうねう鳴く姿を借りて アァ ウゥ 今宵もいってらせませ 嗚呼 光 暗がり 襲いかかる孤独なステージへ ひとり立ち向かう背を 日々 日々 見守っているわ あなたのような御方こそが 勝ち取ってゆくのね 天上猫 お待ち申し上げていましたわよ 天下人さま まだまだ乱痴気 浮かれ酔え舞え 月影もくちなしの色 有耶無耶でよいよい 民を導く 天上猫と天下人 パッパラッパララッパラララ その歌を合言葉に 散りぢり散っては朝になる頃 眠りにつくのです そっとお隣へ アァ ウゥ ねうねう鳴くは今はおよし アァ ウゥ 今宵もおやすみなさいませ まどろむ夢でも きっと舞い踊っていることでしょう 毛並みを寄せ囁く まだ まだ 眠ってていいわ 強いあなたが 強がらなくていい場所でありたい 今日もでかけていくのね 日々 日々 見送ってゆくわ 嗚呼 光 暗がり 襲いかかる孤独なステージへ ひとり立ち向かう背を 日々 日々 見守っているわ あなたのような御方だから 愛されてゆくのね 天上猫 お待ち申し上げていましたわよ 天下人さま 天上猫 お慕い申し上げていますことよ 天下人さま 浮世の宵病み 晴れてこの先 どこまでもくちなしの色ね