空に空に、一番近い、 雲の先に、目には映るのに どうして手にとって、わからないの 僕は僕は、まだ待ってるよ、 なんて今年もしかしたら、ってさ ちょっとでもいいから、 帰ってきなよ 雪のせいにして あたたかい街でさ 君も育ったんだね それだけで幸せになれるのかどうか ? そんなこと考えない日々 さみしいなんて言葉 習わないくらい ずっと一緒にいたよね 宝物だって、ぜんぶふたりぶんあっ たな 懐かしい二人の設計図には 「いつも」も「いつか」もないし、 当たり前にね 君は、見たことがないものに触れた いって それで大声で、さよならを言ったの ? 空に空に、一番近い、 雲の先に、目には映るのに どうして手にとって、わからないの 僕は僕は、まだ待ってるよ、 なんて今年もしかしたら、ってさ ちょっとでもいいから、 帰ってきなよ 雪のせいにして 肌寒い街でさ、 君は嫌いだった 手袋をさりげなくつけて出かけるの ? そんなこと考えてる日々 あいたいなんて言葉 使わないような この気持ちを伝える方法があれば ああ、よかったのにな ただ白い二人の雪景の中、 つまり色がないんだな、当たり前に ね 僕は見たものを、ぜんぶおぼえて置 きたいよ 君に見せたいものだってあるから 空に空に、一番近い、 雲の先に、目には映るのに どうして手にとって、わからないの 僕は僕は、まだ待ってるよ、 なんて今年もしかしたら、ってさ ちょっとでもいいから、 帰ってきなよ 雪のせいにして