君はそっと目を見つめて伏せた 僕ら今も 飛べないままの鳥 いつも通り 背中から撫でたら 「今すぐに」ってまた 急かされるのさ シーツの中を泳ぎ出す 恋の静寂(しじま) 夜景が窓に反射して 意味を探そうとしないで それは野暮なことだよ 後にも先にも いつもの混沌 青さを払い出した いつからこんな 電気すら鬱陶しい なのに だのに 何故今更になって 答えばかり求めている 君のその胸の形と 湿って透き通った模様 指先から深くまで 合い 僕らどこまで行ったって 悲しみからは逃れられない だけどそのやさしさに触れれば 心の場所を知るのさ どこか曖昧でやっぱり不確かな 愛 君のような形をしている やさしさに触れるとき その残像を映して