雑多な街中 僕たちはまだ何も無いけど 欠いたまま息絶えるなら 今を尽くして 待ったなしで笑った 長い時間がもうすぎていた 始まりは幼気だから 洟垂らして 飛蝗みたいだな 僕たちはまだ生きていないのに 泣いていた 気構えはまだできていないの 「夢を見たなら 何処までも行けるの」 なんて言った 聞こえてるから 目に焼き付けたから ここに居るから ここで歌うから たったひとつならって 焦る意味もその理由なんて 初めから分からないまま ここに至った 雑多な街中 僕たちはまだ何も無いけど 欠いたまま息絶えるなら 今を尽くして