街の底に沈んでいた 時の鐘を無くしたまま 思い出せないあの頃の 虚ろな夢、グラスの底 コーヒーの澱 爪の中の土 遠い夏へと辿る 苦く切ない記憶 濡れた体も火照る ぬるいビールの泡 辿る記憶 遠く、淡く 目を覚ませば夜明けだった 僕は君に生かされてる 淀んだ街沈める雨 虚ろな夢、グラスの底 コーヒーの澱 爪の中の土 油まみれの鳥が 煙る空から落ちる 青い襟の男が 拾いあげて泣いている 歌ってる 誰にともなく歌ってる 風の中で歌ってる 君のためでもなく 僕のためでもなく 歌ってる 誰にともなく歌ってる 風のなかで歌ってる 君のためでもなく 僕のためでもなく 君のためでもなく 僕のためでもなく