流れ弾がかすめて 人知れず流した涙を そっと掬い上げて 寄り添う空になりたいんだ 空いた穴はもう二度と 元通りにはならない 赦すあなたを 誰がそっと抱きしめよう どうでも良いことさ 何も奪えないさ 手の届かぬところで 輝いているんだよ 泣き疲れたあなたの髪に 指を通して 宥めたなら永遠さえも 怖くないよ 愛はいつもひとりきり 腕の中で 触れるように 染めるように 届かないカフネ それぞれの正義で 飛び散る星の中 あなたの正しさに 微笑みたいんだ ああ 最後には手は差し 伸べられない それでもまだ あなたへのメロディは 鳴り止まない 泣き疲れたあなたの髪に 指を通して 宥めたなら永遠さえも 怖くないよ 悲しみの海も ひとりの夜も 越えた先で 最後にあなたは裏切られない 祈るよ カフネ あなたへ