王室生まれの 【魔法学部:魔法学科の生徒会長】 妬みと僻み→物心 陳ねこびた瞳には 孤影が宿る 外面∴自我は朧 権力+財力=拠所 飾られた姿でも 気炎は燃ゆる 魔法学校へ入った後 流れるように生徒会へ 敷かれた線路 血の定め 「力で捻じ伏すのが全てではない」 彼の言葉は 自身に刃向かう 疑懼を示すような少数派の目に 驕る傀儡 その姿を見る 彼は気付く 閉ざされた檻の外に出た事を 梟は往く 開かれた空の果ての続きを 彼は気付く 学校の中に千の人が居る事を そして馳せる 自分が認知出来る 世界の外に八千の人が居る事へと 頂から見る 影に目を背けず 柵を掻き分け 正義を探す この国が孕む問題は いずれ彼に降り掛かる 全ての国民に救済を 『魔法は未来の為に在る』 「力で捻じ伏すのが全てではない」 彼の言葉は 自信に溢れる 疑懼を示すような少数派の目に 驕る傀儡 その姿は無く 魔法学校を出た後 予定調和の王と成るが 双無しの英雄と 名を残した