真夏の缶ビールは残った ビールの量だけ缶が汗をかく まだ残った何かがあるから 見逃したシーンがまたいつか巡って 来るなんて 甘えで 遠くにいるほど目が合うのに 近付くほどに目は逸れていく 酒を飲まなければどうにかなる 酒を飲んだらどうにでもなる Siriも聞き取れない呂律で 誰にも聴き取れない言葉で ハイライトに色を付けるのは 目頭から一線 炭酸の抜けたウィルキンソン いつかギリギリで付いた嘘 ひとりつぶやく「クソったれ」 どうせまた曲にするんでしょ 呆れる声 風に揺れるカーテン 2年 3年 「どうせまた」で始まる言葉は 永遠に続きそうな一瞬だった 「どうせまた」で始まる言葉は その先で明日まで連れて行った 「どうせまた」で始まる言葉は 擦り切れそうに重ねた日常だった 「どうせまた」で始まる言葉は 次の「どうせまた」を待っていた わからないことをこの年から 学ぼうとするのは 誰かのため 「無理だ」と言いながら 中学生の時に『たまごっち』 のバッタもんの 『どらごっち』の子守をしていた 祖母みたいに 絶対に無理なんて 事はないはずなのに どうせまた酔っ払ってんでしょ 呆れる声 明日まで待って 2日 3日 「どうせまた」で始まる言葉は 永遠に続きそうな一瞬だった 「どうせまた」で始まる言葉は その先で明日まで連れて行った 「どうせまた」で始まる言葉は 擦り切れそうに重ねた日常だった 「どうせまた」で終わったとしても 次の「どうせまた」を待っていた ディズニープラスの ウォーキングデッドも シーズンが長すぎて最後まで観れず 冷凍食品減った冷凍庫には氷が 層をなす ソファーの下からいつかの ポップコーン 忘れられない日が 色もなくカレンダーに訪れ 何でもなかった日に色を 付けてくれた 立ち止まる このリリック以外は 「どうせまた」で始まる言葉は 永遠に続きそうな一瞬だった 「どうせまた」で始まる言葉は その先で明日まで連れて 行ってくれた 「どうせまた」で始まる言葉は 擦り切れそうに重ねた日常だった 「どうせまた」ライブ入れたから 「どうせまた」酔って帰って来る