僕は一桁の歳の頃から 空想の中で息をしていた そこには巨大な怪獣がいて 仲間と戦い旅をしていた 人が僕に何かを言うたびに 僕は空っぽの答えを投げた 隣の席の娘とは話すけど そこには僕の心は無かった 夏休み明ければ僕はきっと 何かが変われると信じていた 白昼夢からの脱出計画 そのワンチャンスの結果は明白 商店街沿いのタイルを 辿るように俯いて歩いた 悲しい歌が頭に流れた 鉛筆を自分の腕に刺した 忘れたくない物を壊して 放っているのは僕らで 雑音の中分っているよ 流れない曇り空 FMラジオの電波が通った 色んな音楽が聴こえてきた 僕は宗教を求めていた 不可侵の城を作りたかった 天神のタワーレコードで買った ヘッドフォンチルドレンに習った いつからか僕は城主になった そのまま空想の中に生きた 誰も知らない場所にいたら何も 聞こえないから 僕は居てるよ 繋いでいてるよ 僕の中 曇り空