「許されるならあなたがいい」 濁せず胸に残る 爪弾く夢じゃ適わない 黄昏 誰そ彼 水面で跳ねる斜陽が うるさくて目が眩む 心が跳ねるのはどうして 分かっていたのに ただの言葉ひとつにも夢を抱いて ちぎる花びらに背中押されて 話の種を探した くだらない話が心地よかった あの日あなたが 変わったような気がした 望んでもいないのに 胸が痛くてしかたなくて らしくないあたしだ 明日もきっとどうせこうだ あなたと取り違えたノート その文字を指で追う 寂しくって布団が乱れてゆく 頭の中 心の中 そんな感じ ただの言葉ひとつすら胸を焦がして 一縷の望みの先に縋って 皺の紙きれ握った 優しい言葉が欲しいわけじゃない 遊びならあたし こんな馬鹿じゃない それだけ ふたりでいられたらとか どうでもいい あるわけがない あなたはいないのに まだそうやってるの もう散々だ 無邪気な笑顔が嬉しいはずなのに すべてがどうも火照る釘みたい ここから動けない あなたが戻るのが 槿くらいすぐであればいいのにな ねぇ 君もそう思うでしょう? ただの言葉ひとつにも夢を抱いて ちぎる花びらに背中押されて 話の種を探した くだらない話が心地よかった あの日あなたが 変わったような気がした 望んでもいないのに 胸が痛くてしかたなくて らしくないあたしが 今しかいないとしても あなたがいて欲しいと 思うのはきっと本当だ