灰色の曇天から降り注ぐスコールの 様な雨 雲を差す斜陽 水たまり 七色の虹の橋 心を冷たい雨に濡らして 思い出した癒えなかった傷 痛みで出来た傘を開いて 長靴の紐を結ぶ 蒼天の彼方から降り注ぐ太陽のシャ ワー アスファルト 照らす光 交差点 青色に変わる信号 眩い程の日差しを浴びて 確かめた微熱の体温 心臓の動く音を聴いて 過去でも未来でもない今を行く 笑って過ごした日々を歌おう 希望は喜びの賛美歌に変えて 美しい鐘の音が今 世界に響く 両手を叩け 身体を揺らせ シンガロングは鮮やかな音の波にな って 大空を舞っていく 満天の夜空から降り注ぐ箒星の瞬き 点と点で結ぶ 大三角 白い息が消えていく 心の側に声を隠して それでも尚言えなかった傷 記憶で出来たフィルムを映して 知らない景色に想いを馳せている 涙を流した日々を歌おう 絶望は悲しみのバラードに変えて 憂いのアルペジオが世界に鳴り響く ドラムロールの音が近付く 静かに朝日を待つ潮の満ち引きの様 に その時を待っている 笑って泣いた日々を歌おう 希望も絶望も全部メロディに乗せて 歩いてきたその足でどこまでだって 行ける 両手を叩け 身体を揺らせ シンガロングは鮮やかな音の波にな って 大空を舞っていく