嗚呼 眼が回りそうだ ありふれた毎晩に もう幾千と過ぎて行く 日々を彷徨っている 嗚呼 息詰まる程に 先の見えない旅路 そう 幾年と巡る季節は まるで螺旋階段の様 此処が何階かも判らぬ侭 哀れ 煩雑な情を知る 煩悩 四苦八苦の修羅の道で 何を信じて救われたら良い? 移り過ぎ行くこの現生で 我等は何を得る? 泥濘の様に渦を巻く 人生はまるで回転盤 其処で待ち受けるは嘘か真か幻か 何万回だって繰り返す 輪廻の果てまで 嗚呼 哀しくなる程に 貴方の夢を見る 四季の情景に何度目の既視感 さながら無限回廊の様 此れは難解だと気付かぬ侭 さらば 複雑な愛を知る こんな夢から醒めない様に 冷えたシャンディガフで乾杯を 越えてきた幾日が罪ならば 懺悔して来世でまた逢おう 逃れられぬ業の中で気付いたのだ 終わりも無ければ始めも無かった事 廻り続けるこの輪廻に 貴方は何を見る? 美しい景色もまた巡る 人生は回転木馬 決して報われない運命を 背負って生きるなら 何万回だって間違えよう 輪廻の果てまで 輪廻の果てまで