本当に作りたかったものって 何だったんだっけ 本当に伝えたかったことって 何だったんだっけ ちやほやされたいとか 名を上げたいとか そんなんだったっけ 魂 心 体 全部震えるものを 書きたいんじゃなかったっけ 耳から肺に音を取り込む ハイになる感覚 劈け コンクリートに蝉の羽が落ちる 赤茶色の芥に混じり消えていく 才など小さな差異で しかないとしたなら その呉竹の体に鞭を打て 本当に歌いたかったものって 何だったんだっけ 本当に広めたかったことって 何だったんだっけ 振り向かせたい、ほめそやされたい とかそんなんだったっけ 魂 心 体 全部動かすものを 書きたいんじゃなかったっけ ペトリコールの香らなくなる頃 夜の肌寒さに紛れて消えてく 「贈られたから」で 片付けられる者たちには この世界がどう見えているのか 当たり障りのない言葉で 語れる世界はそう広くはないぞ 痛みを伴う朝 また季節が変わっていくんだね コンクリートに蝉の羽が落ちる 赤茶色の芥に混じり消えていく 才など小さな差異で しかないとしたなら その呉竹の体に鞭を ペトリコールの香らなくなる頃 夜の肌寒さに紛れて消えてく 「贈られたから」で 片付けられる者たちには この世界がどう見えているのか コンクリートに蝉の羽が落ちる ペトリコールの香らなくなる頃