恋い焦がれて手を伸ばす 寝ても覚めても追いかけた 叶うはずがない わかっていても 熱に浮かされたまま いっそどこか捨てに行こう 海の底まで沈めたら 楽になるだろうか 忘れられるだろうか それも出来ずにいたの 解けない魔法にかかっているのさ 朝も昼も夜も ふくらみ色づき ひらいて舞い散る いくつもの季節が横切る おお 繰り返す日々が知らせる 心はとうに 満たされていたことを 色褪せたおとぎ話 時は戻りはしないから 答え合わせなんて 馬鹿げたことさ 誰にもわかりやしない 扉開け地図ひろげ 道はいつしか別れても 朝焼けのなかで 確かに出会えた 冒険は終わらない 解けない魔法にかかっているのさ 頭から爪先まで 手を取り抱き合い 手を振り見送る いくつもの季節を重ねた おお 遠ざかる日々が微笑む 夢はとうに 叶っているだろうと おお 押し寄せる日々が知らせる 夢の続きが お前を呼んでいると お前を呼んでいると